ノンハロゲンゴムの低硬度配合


酢酸ビニル60%のEVMに白色フィラーを添加して、耐熱性や耐候性とある程度の耐油性を維持しながら、低硬度を目指した物性を紹介します。
1.配合

  • ベースポリマー   レバプレン600HV (酢酸ビニル60%)   100部 
  • フィラー        炭酸カルシウム                  50(配合A) 100(配合B)
  • ゴム薬品       老化防止剤、ステアリン酸、加硫促進剤等    9
  • 加硫剤        過酸化物(40%)                   4      
2.未加硫ゴム物性
項目 単位 配合A 配合B
ムーニー粘度 ML1+4 100度 28 35
MDR t10 1.5 1.5
MDR t90 11.0 11.0
3.物理特性
項目 単位 配合A 配合B
硬度 ショアA 55 65
引張り強さ MPa 9.1 10.1
伸び 280 330
100%モジュラス MPa 2.8 4.3
200%モジュラス MPa 5.9 6.6
300%モジュラス MPa 8.9
コンプレッションセット
150度x70時間 24 31
23度x70時間 11 12
0度x70時間 39 39
引裂き強度 N/mm 13 14
4.耐熱老化試験
項目 単位 配合A 配合B
  175度x3日間
硬度変化 pts −1
引張り強さ変化 −4 −7
伸び変化 −5 −17
100%モジュラス変化 −16
  175度x7日間
硬度変化 pts −3
引張り強さ変化 −24 −27
伸び変化 −29 −47
100%モジュラス変化 11 23
5.コメント
炭酸カルシウムを50部添加してもムーニーは28のため、炭酸カルシウムの添加部数を10-20部に減少させれば、加工性に難点をもたずに硬度を40台に可能であろう。耐熱性は175度前後、耐候性、難燃性、耐油性のバランスのとれたゴム配合の可能性が検討される。