補強材 クレーの世界
(カーボンブラックに匹敵する白色補強材)

 米国ジョージア州で採掘されるクレーは、粒子径が細かく比較的補強性があるため、通常ハードクレーと呼ばれています。そのクレーには、粒子径をエアで分級した空簸タイプと、水の中でスラリー状にした水簸タイプの2種類があります。ここでは水簸タイプについてご紹介致します。

・粒子径の細かいタイプ : 粒子径が0.2-0.3ミクロンで白色度が高い。
・アスペクト比の大きいタイプ : 板状した粒子径で遮断効果大きい
・シランを表面処理したタイプ : 各種シランを表面処理しカーボンブラックに匹敵する補強性
・焼成したタイプ : 水分を飛ばしているため電気特性が安定で良好

各タイプのグレードは次の通りです。

タイプ グレード 白色度
(%)
pH 粒子径
(ミクロン)
比表面積
(m2/g)
特徴
粒子径小 ポリフィルHG90 90.0−
92.0
6−8 0.2 20−24 粒子径の細かい標準グレード。シラン処理タイプのベースクレー。安価なグレード。白色度が高い事から酸化チタンの一部代替も可能である。325メッシュでのふるい残余は0.01%と極めて少ない。
アスペクト比大 ポリフィルDL 87.5−
89.0
6−8 1.0 11−15 粒子径のアスペクト比が1:7−10と大きい板状結晶したタイプ。板状のためガス不透過性が高い。空気等を保持する用途に使用されている。また、混練り時のムーニー粘度の上昇をおさえる事ができるため、高充填が可能である。
シラン処理 ニューキャップ290 90.0−
92.0
5−6.5 0.2 20−24 メルカプトシランを処理したグレード。カーボンブラックの代替品として使用可能。
ニューロック390 90.0−
92.0
8−9.5 0.2 20ー24 アミノシランを処理したグレード。pHがアルカリ性のため、加硫挙動に影響を与えにくい。
ポリキャップTB 90.0−
92.0
5−7 0.2 20ー24 硫黄系シランを処理したグレード。硫黄加硫系に最適。吸油量(g/クレー100G)は30−45。
焼成 ポリフィル80 90.0−
92.0
5−6 1.4 7−9 500度以上の焼工程を経て極力水分を飛ばしたグレード。水分による電気特性のばらつきおさえる事ができケーブルや弱電部品等の絶縁製品に使用されている。
ポリフィルWC 90.0−
93.0
5−6 1.4 7−9 焼成品をシラン処理したグレード。電気特性に加え、物理強度が向上する。

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