
Cyrolite Med2は、米国大手アクリル製造メーカーであるCyro社で開発されたディスポーサブル医療器具用アクリル系樹脂コンパウンドです。従来のCyrolite Medの耐アルコール性能を改良し、ポリカーボネイトと比較し大きなアドバンテージを実現いたしました。 主な特徴は次の通りです。
*「Cyrolite Med2」は、米国及び他の国で特許を申請中です。 IPA及びリピオドールに対する耐薬品性
ポリカーボネイト及びCyrolite Mdeとの耐アルコール性(イソプロピルアルコール)、リピオドール性の比較試験した資料です。伸び保持率で比較しました。
耐イソプロパノール性 2%引張・5時間・23℃ 耐リピドール性 2%引張.5時間.23℃ 結論:Cyrolite Med2はアルコールやリピオドール溶液に曝された後でも、初期に設計された物性に対し、非常に優れた保持力を示します。 γ線滅菌の透明性、黄変色性への影響 γ線滅菌(@2.5 Mrads)の透明性と黄変色の状況を次に示します。 γ線滅菌(@2.5 Mrads)での透明性 γ線滅菌(@2.5 Mrads)でのYellowness Index 結論:Cyrolite Medおよびポリカーボネイトと比較し、黄変色は同程度であるが、透明性はCyrolite Medより改善、ポリカーボネイトとは明らかな差があります。 FDA/USP/Tripartite情報 FDA情報:Cyrolite Med2は食品接触用途21CFR177.1010に登録されています。自然色原料(Color001)は、8%以上のアルコールを含有する用途を除く、全種の食品用途、65℃以上で加熱された注入物、又は低温殺菌される用途(i.e., Condition C,21 CFR 176.170, Table2)に至るまで、FDAで規定される全ての使用条件の要求に合致しています。 USP情報:自然色のCyrolite Med2はUSP ClassY(24時間、70℃、4g/20ml 抽出)の要求に適合しています。 Tripartite情報:自然色のCyrolite Med2(GS-CG-100-001)は短期のvitro試験を実施し、Tripartite及びISO10993-1議定書に従ったvitro biologicalテストにおいて、溶血性・細胞毒・変異原性の何れも陰性でした。 成形加工条件 最適の溶解温度は、各部材の溶解点を満たす、最低の温度です。薄い壁片や細長い成型物は、より高い溶解温度と圧力が必要です。初期の溶解温度として230℃、金型温度として40℃を推薦いたします。成型物が1400psiでの射出成型圧力を満たさなければ、溶解温度を上げる前に、金型の温度を66℃を最大温度として6℃ずつ上げて下さい。溶解温度は250℃を最大に6℃ずつ上げて下さい。
注意:Cyrolite Med2は、高圧力、又は高射出速度の状況下で、せん断力をかけると粘度が落ちる傾向を示します。それはパーティングラインやベントでのバリの原因となりかねます。これは射出速度を落とす事によって解決できます。キャビティーは完全に換気しなければなりませんが、換気口は0.0015インチ以上の厚みにしないで下さい。ゲートの開口部は壁厚の約80%にし、サブゲートの開口部は0.03〜0.04インチにして下さい。 欧州では、自動車のリサイクルに関するELV (End of Life Vehicle)指令によって、2008年より廃棄自動車のパーツのリサイクル部品に重金属などの有害物質を含んではいけないことが法規則化されています。それを受けて欧.日.米の自動車メーカーは最近、Pb,Hg,Cd,Cr其々の自動車パーツへの含有を制限する動向です。トヨタでは、2003年7月モデル(パーツサプライは2002年末まで)以降、これらの重金属を一物質中0.01%までを許容量としてきました(高圧ホース、燃料ホース以外の加硫促進剤について規定)。しかしながら、結局防振ゴムやベルト等のゴム部品によっては鉛を含んではいけない、ということになりました。 |